by turehana
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巣鴨「シリンゴル」 「このラム肉、くさくなくてやわらか~い」 IN 目黒とか恵比寿のジンギスカン屋。 …………あぁ~~ん? そんなに無臭でやわらかい肉が食べたいなら、牛ロースでも食っとけ !! 怒 なーんてね。そんな乱暴なことは言いませんけどね。オホホ。 でも羊好きとしては複雑なところですわよね。 ここ数年のブームのおかげで、 雨後のタケノコのようにジンギスカン屋が増えたり(さすがに淘汰されつつあるけど)、 スーパーにラムチョップだけでなく薄切りラムやタレ漬けジンギスカン肉が並んだり… それはもう、本当に嬉しいことなのです。 がっ。 実際に食べると「……これ、ホントに羊?」ってくらい、やわらかくて匂いがない。 そんなのを延々と食べていると、キングオブ羊の国・モンゴルのことを想うわけです。 行ったことないけど。笑 というわけで、やってきました巣鴨のモンゴル料理「シリンゴル」。 モンゴル料理屋は都内にも何軒かありますが、この店もすごそうですわよ。 (私が行ったことあるのは、池袋「故郷」と亀戸「大蒙古」) 入口には羊の骨いろいろ! きゃ~、これは大腿骨かしら~?(←アホ) 同じく羊クレイジーの S ちゃんと、浮かれながら座敷に座る。むふふのふ。 まだ何も頼まないうちから、モンゴルと言えば!の塩味ミルクティーが登場。 羊の脂で揚げた(萌!)ドーナツを熱いミルクティーに漬けて食べつつ、メニューを熟読します。 テーブルにあるのは、自分でゴリゴリと削る岩塩、粟を煎ったもの(お茶に入れる)。 悩んだ末にオーダーを決断。 しばらくしてやってきたのは、こちらのスペシャリテ。 骨付き羊の塩ゆで「チャンサン・マハ」! 俗にいう「ギャートルズの肉」を軽く凌駕する野性的なお姿…ステキ。 これを、銃刀法違反すれすれのナイフでそぎ切りにし、むしゃむしゃ食べます。 ………うわーん! これよ!これこそ羊肉よ!くさーい!涙 あらためて羊肉って、肉じゃなくて脂に匂いがあるんだねえ。しみじみ。 岩塩だけで食べるのはもちろん、添えてあるにんにく醤油で食べても旨い。 お次は、「羊のチャーシュー(?)クミン香菜風味」。 チャーシュー風に煮つけられた赤身羊肉に、香辛料たっぷり。香菜もたっぷり。 く~~~。ビールがすすむわ~~~。 ふと気づけば、メニューを綴じるリングについているのは…羊の骨? 後で聞くと羊のくるぶしの骨で、モンゴルでは「持ち歩くと幸運が訪れる」とされているとか。 オーダーのときに「どれが一番、羊くさいですか?」などと聞いていたためか、 「これ、サービスでどうぞ」と出てきたのが、メニューにない「羊の背脂のごまだれ」! トロトロの背脂と端肉をやわらかくゆでて(?)ごまだれで和えてある。舌ざわりは角煮? あたたかいうちに食べると、ほとんど口の中に羊がいるような羊っぷりです。 羊とごまって合うんだね~。今度やってみようっと。 ビールをチェイサーに、「アイラグ」というドロリとして酸味のある乳臭い酒。 なんというか、超濃厚な飲むヨーグルトのような…好みだわー。 韓国のマッコリのような、中東のアイランのような? ちなみにアルコール度は2%らしいので、どちらかということコチラがチェイサーか。 店の人に話を聞くと、モンゴル人は 7 月~ 8 月の期間は一切食事をせず、 この酒だけを 1 日何十杯も飲み続けるそう。 ほぼ羊肉以外のものを食べない民族(野菜もほとんどとらない)なので、 羊を太らせることが最優先なこの期間は羊を屠畜できず、断食に近い状態になるのですね。 そういえば池袋「故郷」でも、「塩以外の香辛料が出てきたのは本当に最近」と言っていた。 なんだかすごいところだな~、モンゴル。 あ、この酒ってもしかして…「マイクロダイエット」みたいな?(違) 肉を延々と食べていて「野菜食べたくなってきたな」と思った瞬間に、 超タイミング良く「よかったらこれどうぞ」と出てきたのが野菜3種盛り! すごいな~。この店って、こんなにサービス品が出てくるの!? じゃがいもの千切りの炒め物、きゅうり、にんにく。口の中が一気にさっぱり。 8時を過ぎた頃に照明が暗くなり、 「今日は貸切ですけれども」と始まったのが馬頭琴の演奏。 弾いてくれたのは店の方だけど、実はかなり名の知れた馬頭琴奏者の方らしいですね。 レストランでの生演奏や生演舞は鼻白んでしまうことが多いのですが、 (微妙なベリーダンスとかね…) ここの演奏はアリだったな~。なんて美しい音色! 大きな窓からそよそよと入ってくる風を感じながら、 薄暗い座敷で脚を伸ばして酒を呑み、弦楽器の音を聞くのはとても気持ちがよかった。 まだまだ続く羊皿。 羊の舌の串焼きでっす。きゃーん! この店は、定期的に羊を一頭買い(牛の一頭買いは良く聞くけど。笑)しているらしい。 なるほど。だから、舌も脳みそも脂も手に入るのね~。 まずは岩塩だけの味つけで食べると、サクサクとした舌っぽい歯ざわり。でも確かに羊! 添えてあるクミンなどのスパイスをつけると更においしい!! たまらんわ~。 楽しみにしていた「パオズ」。 もっちりした皮に包まれた羊の肉饅頭で、食べると肉汁がじゅわっとあふれる。 そのままでも良いし、中国黒酢をたっぷりかけてもサッパリしてウマー! まったり飲み食いしていると、店の人がやってきて「さばきましょうか?」とおっしゃる。 そう。チャンサン・マハに残った肉をこそぎとってくれるんですね~。 ビニールの手袋をしてナイフをかまえたと思ったら、 おそろしくプロな手つきで肉をそぎ、あっという間に羊くず肉(?)の山! トドメはナイフの背中で「カン!カン!カン!」と太い骨の中央をたたきはじめた。 そして中から出てきたのが…うわお! 骨髄ですがな~(写真奥)!! トロンとした半透明の金太郎飴状骨髄をナイフで引きずり出しながら、 「コラーゲンですからね」と店の人がにっこり。私たちもにっこり。 Sちゃんと仲良く半分こし、「おおーーー…羊…だね」「うん、羊だわ」とうなずきあう。 くーーー、濃い!!!!! グラスで赤ワインください~!! これだけ飲み食いして、お会計は9000円。なんと激!安!旨!(by京橋ワイン。笑) 帰りは、入り口で売っていた「ひつじ柄お茶わん」「麒麟柄お茶わん」(各600円)に惹かれ、 大喜びで購入。かわええわ~。ひつじ柄とマトリョーシカ柄に弱いんですよ…。 ちなみにコレ、現地では塩味ミルクティーを飲む器らしい。 ついでに、「ひつじのチーズ」(500円)も買ってみました。 購入前に「味見していいですか」と聞いたらおどろいていましたが(アジアの市場か!)、 試してみたら酸っぱくて羊臭がすごくて好み…コレで赤ワイン呑もうっと。
by turehana
| 2008-07-02 07:30
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