by turehana
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トルコ人はムスリムなので、お酒を飲まない人が多い。 外国人が多く集まるレストラン以外は、基本的に酒を置いていないし、 私も村ではもちろん呑まなかった(←意外と平気)。 でもトラブゾンに来たら「…呑もうかな」と久々にむくむく。 ちなみに売店で缶ビールを買っても、新聞紙でぐるぐる巻き。 さらに黒いビニール袋に入れて渡される。 そういえば8年前は、超田舎町(=敬虔なムスリムの町)で酒を求めて人に店を聞き、 「そのバスに乗れ!」と飛び乗ってたどりついた小さな酒屋でビールを買ったなあ…。 そのときも、新聞紙+黒ビニール袋の完全防備ビールを渡されつつ、 「絶対に道で飲まないようにね」と念を押されたのだった。 (そんなに「今すぐ飲みたい!」ってのが顔に出ていたのか…確かにやりかねなかったけど) 閑話休題。 「とりあえずビールかしらねー」と町の中心地にあるビール飲み屋へ。 トラブゾンは東の方では都会なので、けっこうこういう店もある。 でも、2階に上がると…く、暗いな。そして当然のように男性しかいない。 いきなり外人の女が一人で入ってきたので、注目浴びまくりです。 まあそりゃそうだわな。 想定の範囲内なので、「ひとりです」と言って席に着き、 エフェスビールを注文。わーい、久々の生ビール!! …が。 なぜかやってきたのは瓶ビール!? あれれ? 「生ビールは?」と聞くと、「上の階だ」と言うではないですか。 ガーン…。店、間違えたよ。涙 しかたなく呑みほして3階に上がると、そこは賑やかなビールバー! わおー。こんなところだったのね。女性もいっぱい。 嬉々として、今度こそ生ビールを注文してプハっ! すると、そこに「あーっ!」と近づいてきたトルコ人男性が。 何だ? またナンパか?(注:日本人女性は、誰でも異常にモテます) でも良く見ると、なんだか見覚えが…。 そう、昼間に町でサーレップ(冬限定の甘い飲み物)を探していたら、 親切に店まで案内をしてくれた男の人じゃないですか。なんと偶然。 そのときは2軒も探してくれたが、結局どこも売り切れで、 「仕方ないよー。ありがとね」と別れたのでした。 「なんでココに!?」と驚いたが、結局一緒に呑むことになる。 完全にトルコ語オンリーなのに、1時間半くらいしゃべっていたような。 なんとかなるもんだな~。 しかも、3杯呑んですべてご馳走に…ありがたや。 ひとりになってホテルへの道を歩きつつ、 「んー、もうちょっと呑みたいな」と思う。 そして、それなら行くべき店はもう決めていた。 町はずれの私のホテル前にある、怪しすぎるナイトクラブへ! * * * * * * ここで小話。 トラブゾンのことは、町のことを調べる前から妙に気になる場所だった。 イワシが有名ってこと以外は知らないのに、なーんだか行ってみたい。呼ばれている。 後からわかったのは、ここはバリバリの港町。 近隣諸国から黒海をわたってくる売春婦の皆さんが集まる、 いわゆる花街がある町だったんですねー。 (↑こんな遊園地も、妙にけだるいムード…。気のせい?w) 確かにぶらぶらと町を歩いて幹線道路のほうに行くと、 やたらに怪しげな小さなホテルの看板が数十軒ズラリと並んでいる。 周囲にいるのは男性ばかりで、明らかにダーティーな雰囲気。 「そうか、このへんが夜のメインエリアなんだなー」と察しつつ、 やはり自分はこういうの(ネオンとか酒とか猥雑なもの)に惹かれるんだと思った。 明るく華やかな健全リゾートも好きだけど、ココに呼ばれたのはこういう面白さなのかも。 * * * * * そのナイトクラブは、どう見ても怪しいお店。 私の部屋の窓から見える店の入り口は、夜になると人の出入りが超激しいし、 周りの店のドアには半裸のピンナップガールのポスターだし。 でも、夜の活気と酒の気配がムンムンする。うーん、ちょっと面白そう。 …というわけで好奇心を抑えられず、この日の昼間に偵察へ行っていたのでした。 準備中の店をのぞくと、中から店のオッサンが出てきて熱烈な勧誘。 オ)「生ビールもあるよ! 夜に遊びに来てよ!」 ハ)「えー、やだ。ビールは好きだけど、ココちょっと違うんじゃないの」 オ)「全然、大丈夫!うちは安全!(キッパリ)」 いやいや、そんなわけない。w でもこの夜は、先ほどのビール3杯(いや、4杯?)で勢いが…。 「自分のホテルの目の前だし、ヤバそうならすぐ出ればいいよね」とゴー! 賑わう店をのぞくと、昼のオッサンが「おー、ハナコ!!よく来てくれた!」と歓待。 「さあさあ、こっちへ」と中へ案内されてしまったのでした。あわわ。 店に入ると…うーわーーーーー。赤いね!!!笑 ババンと吹き抜けのダンスフロアは、怪しい赤い照明に包まれ、 かなりのお客さんで盛り上がっている。もちろん客は全員メンズ。 生バンドが音楽を奏で、哀愁漂いまくりの歌手が歌う。 わーお。ザ・盛り場。 2階席へ案内されると、フロアとは違う微妙な薄暗さ。 オッサンが勝手にエフェスの生ビールとナッツを運んできて、 「今日は、どれだけ呑んでも僕のオゴリだから! どんどん呑んで!」って、 いやいやいや、お金払いますよ。さすがにココは払わせて!汗 しばらくして2階席から1階フロアを観察していると、 ドレスを着たけだるい女性が10人ほど座るボックス席があることに気づく。 …ん? あれは、たぶん…。売春婦のお姐さま軍団じゃないの? というか、フロアの中に女性はその席だけ うーむ、うーむ。 というわけで、おもむろに席を立ち、バッグと酒を持ってそのボックス席にゴー! 一人で2階席にポツンといるよりは、 明らかにこの「女だけの席」に来た方が安全だと判断しましてん。 東洋人でジーンズじゃ売春婦に間違われるわけもなし、なにより面白そう…! もちろん最初は、「何、この女?っていうか外人?ええっ?」という反応でしたが、 (姐さん陣も、周りの客も、店のオッサンもびっくり) 片言のトルコ語でニコニコ話しかけ、さっさと隣に座らせてもらえば話は変わる。 「なんだかわからないけど、まあ呑めば。タバコいる?」というような雰囲気になり、 最終的には「アタシたちの許可なしに、このコに声かけるんじゃないよ!」という、 「外人のコを守ってあげなきゃ」ムードになる。いぇーい。 英語を話せる姐さんがいたので話を聞くと、 みなさん近隣のアゼルバイジャンやウクライナ、ロシアからいらしたそう。 ほー、なるほど。 皆さま妙齢でいらしてますが、そんじょそこらの小娘にはないド迫力。女のプロ。 「っていうか、アンタなんでこんなとこにいるのよ?」と聞かれ、 「いやー、ビール飲みたくて」と答えたら爆笑された。 気づけばそれから3時間くらい飲んで、皆でダンスを踊ったりも楽しかったわ~。 そして、中でも仲良くなった姐さんが「今からディスコに行くわよ!」と言いだす。 店のオッサンも「オレも仕事終わったから一緒に行くー!」と、 4人でタクシーに乗り込んでディスコへゴーゴー! わー! どうするどうなる!? 「身ぐるみはがされて黒海に沈められたらどうしよう…」 という不安は、この頃にはなくなっていた。 私も、早いもので1人旅歴は数十カ国目。 「絶対ヤバい。やめておこう」「いや、大丈夫。行っとけ」の線引きが、 ある程度分かってきたような…。 もちろん調子にのるのは本当に危険なのだけど、 なにもかも「危ない」と回避してしまうと、面白い体験は逃してしまうと思う。 思ったとおり、トルコポップスがかかるローカルディスコは超楽しかった! カンボジアの「生バンドのビューティフルサンデーで踊るディスコ」も面白かったけど、 ココはまた地味な盛り上がりで良かったな~。 ちなみに、この店に外国人が来たのは初めてだそう。笑 皆で呑みながら踊りまくり、結局午前3時ころタクシーでホテルに帰宅。 結局、最初のナイトクラブの1杯目からホテルへのタクシー代にいたるまで、 私の財布からは一銭も払わせてもらえなかったのでした。 いやー、楽しかった! また来ます、トラブゾン!
by turehana
| 2010-12-21 13:17
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