by turehana
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「チョルバ」とはスープのこと。 トルコ料理では、食事の最初に欠かせないものらしい。 確かに旅行中、スープを飲まなかった日はなかったわー。 ほとんどのスープにレモンを絞って食べるので、 一見こってりしているように見えて、意外とスッキリ食べられる。 朝食はスープとパンだけというのも定番で、街のロカンタ(食堂)でも、 「ランチの準備はまだだけど、朝食用のスープならあるよ」という店が多い。 二日酔いで胃が動かないときとか助かった~。笑 「お酒を飲んだ後に食べるスープ」なんてのもあります。 (トルコは政教分離なので、ムスリムでもお酒を飲む人がわりと多い) 「メルジメッキチョルバ(レンズ豆のスープ)」 トルコ人にとってのみそ汁? どこに行っても食べられる大定番のスープ。 私も、もっとも自分でつくるトルコ料理はコレかもしれない。 レンズ豆、玉ねぎ、トマト、にんじん、じゃがいもなどを水で煮込み、 (じゃがいもはとろみをつけるため。かわりに米を入れる場合もあるみたい) やわらかくなったらバーミックスでガーッと撹拌。 塩で味をととのえ、バターとミントを沸かしたものを加えればできあがり。 豆なので食べ応えがあって胃に優しい。 黄色いものと赤いものがあるのは、レンズ豆の色の違いかな? こちらは赤いメルジメッキチョルバ。 トラブゾンの空港で食べたものです。高かったけど、作りたてで美味しかった! 「タルハナチョルバス(お袋の味スープ)」 「お袋の味」と呼ばれるスープ。 確かに村ではたくさん食べたけど、街に出たら一度も食べなかったなあ…。 タルハナとは、「スープの素」のことで、 市販品もあるけど基本は家庭でつくるものらしい。 ヨーグルト、小麦粉、玉ねぎ、トマト、ピーマン、塩、ドライミント、粉唐辛子を混ぜ、 2~3日発酵させてから天日干し。さらにふるいにかけて顆粒状にして保存する。 スープをつくるときは、この「スープの素」を水で溶き、 炒めた挽き肉や玉ねぎなどに加えて煮込めばできあがり。 酸味があって、飲んでいると体が温まるスープ。 「エゾゲリンチョルバス(花嫁のスープ)」 なんで「花嫁のスープ」というのかは不明ですが、 これもロカンタで良く目にして食べました。 すりおろしたタマネギ、レンズ豆、挽き割り小麦を入れたスープ。 トマトペーストとミントの風味が効いている。 「ケレル・パチャチョルバス(羊の頭と脚のスープ)」 ロカンタでスープの鍋を眺めていたら、 なんだか牛肉が浮いているスープを発見…むむ、うまそうだ。 レモンを絞って食べてみると、こってりなのにスッキリ! うんまーい! 後で知ったら牛の頭と脚を煮込んだスープだったようですね。 まあ、私好み。カシラのスープってところでしょうか。 「タウクチョルバ(鶏のスープ)」 鶏からとった濃いスープに、サルチャ、細かく裂いたゆで鶏、 細いパスタ、細切りのにんじん、香草が入ったスープ。これにもレモンを! 具だくさんなので、わりとおなかがいっぱいになります。 「バルックチョルバ(魚のスープ)」 魚の町・トラブゾンで食べたスープ。 てっきり透明なスープをイメージしていたら、 なにかとろりとしたスープ…なんだろうコレ。w スプーンを持ちあげると魚の切り身が出てきました。 うーむ、やはり日本人は魚の味がわからなくなると、 ちょっと物足りなく思ってしまうのかしらん。 「シェフリエチョルバ(米の形のパスタのスープ)」 村でアンネがつくってくれたスープ。 トマトベースで、米の形をしたパスタが入っている。 ちなみにこのパスタはピラウを炊く時にも使いますが、 日本であまり売ってないんだよねー。 イタリアのパスタ「リゾーニ」で代用したりするけど、何か違う… と思ったので、今回はがっつり持って帰ってきました。 ブルグルも3kg買ったし、帰国時の荷物重量がすんごいことになってたなー。w 「イシュケンベチョルバス(胃袋のスープ)」 トルコのスープはどれもすばらしいけど、 どれが好きかと言えばこの「イシュケンベチョルバ」ですね。 羊や牛の胃袋を使ったスープで、こってりこてこて。 レモンをギューっとしぼってのむと、そりゃもうたまらーん! このスープの専門店もあるほどで、 「呑んだ後にイシュケンベを食べると最高だよ」というオッサン多数。 日本でいう「とんこつラーメン」みたいな立ち位置なのかしらね。 トルコ人でも好き嫌いが別れるスープのようですが、 ババと「イシュケンベ セヴィヨルム~(羊の胃のスープ、大好き!)」 と盛りあがっていたら、アンネがつくってくれることになりました。わ~い。 もちろんクルバン・バイラムで仕入れた(?)ホカホカの胃袋でね! まずは胃袋を良く洗って下ゆでし、圧力鍋で加熱します。 これで、やわらかくむちむちになる。 細かく切って具にします。 「ハナコ、これ食べなさい」と塩をつけて食べさせてくれるアンネ。 あわわ。牛肉を生で食べたあたりから、もうあきらめて頂いているようで…。汗 でもコレが、むっちゃおいしいのよ。まさに極上の蒸しハチノス!! スープは、卵、小麦粉、ヨーグルト、水をよく混ぜて火にかけるだけ。 煮たったところでイシュケンベを加え、 塩、レモン、ビベルを加えていただきまーす。 ううーむ、濃厚だけどヨーグルトでさっぱり後味のスープ。 そこに入った、しこしこやわらかなイシュケンベがスバラシイ。 今まで食べたイシュケンベの中で、一番おいしいよー!(感動) お店でも食べましてん。 トラブゾンの町を歩いていたら、 ロカンタのウインドウに「イシュケンベあります」との貼り紙が…。 「おっ。イシュケンベあるの?」「あるよー、はいどうぞ!」というわけで、 スープだけを頼んでみました。 うーむ。 なんか…全体的に薄いなあ。 スープもイシュケンベも薄まっている感じでイマイチ。残念。 そして、イスタンブールのイシュケンベ専門店「ラーレイシュケンベ」へ。 さすが、お値段もなかなか(8TL=480円。平均してスープは3~5TLが多い)。 さらりとしたスープで、スプーンを入れると細切りのイシュケンベがたっぷり! とりあえずレモンなど何もいれず、一口そのままのんでみる。 むむむ…なんかビミョーな味だな。 そこで、スープと一緒にきた大量の付け合わせを加えていく。 レモン汁(大きなジャグの中は、すべてレモン汁!)、酢、ビベル、タイム、パプリカ…。 すると、あーら不思議。「うわー、何これ。おいしい!!」。 いきなり複雑で奥行きのある味になり、イシュケンベの良さもぐいぐい急上昇。 さすが専門店! と言いたくなる美味しさでしたわ。 メニューには、部位の違う内臓スープもいろいろあるようだったので、 次はまた違うものも食べてみたい!
by turehana
| 2010-12-20 20:03
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